介護疲れによる事件・事故・裁判2011年10月
認知症の母絞殺裁判 被告に懲役6年判決=東京
江東区のアパートで5月、認知症の母親を絞殺したとして、殺人罪に問われた無職川向初男被告(63)の裁判員裁判の判決が17日、東京地裁であった。山口裕之裁判長は「被告自身も病気を抱えながら献身的に介護を続けたことは有利に考慮すべきだが、事態を打開する努力を尽くさなかった」と述べ、懲役6年(求刑・懲役8年)を言い渡した。
判決によると、川向被告は5月9日未明、江東区大島の自宅アパートで、介護疲れから、母親のタカさん(当時84歳)と心中しようと電気コードで首を絞めた後、110番したが、搬送先の病院で死亡した。
閉廷後の記者会見には裁判員経験者2人が出席。60歳代の男性会社員は、「自分の介護の実体験を話すことで、若い裁判員らが理解を深める助けになったのではないか」と話した。
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