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血管新生(けっかんしんせい)

血管新生(けっかんしんせい)は、既存の血管から新たな血管枝が分岐して血管網を構築する生理的現象。

創傷治癒の過程では血管新生が生じることが知られているほか、血管新生は慢性炎症や悪性腫瘍の進展においても重要な役割を担っている。

悪性腫瘍における血管新生

癌の病巣の特徴として栄養不足、細胞外の低PHそして血流が不足することによる酸素不足(低酸素)状態が挙げられる。癌細胞はこのハードな条件化において新たに血管網を形成することにより病巣への血流を増加し低酸素状態を脱しようとする。

サリドマイドによる血管新生阻害

非バルビツール系の睡眠剤。妊娠初期に使用すると四肢の奇形の発生をおこしやすい。

この奇形はアザラシ肢症と呼ばれ先天奇形の一つ。四肢の中央の大きさが減少し、手、足の長さが短くなる。一肢のみで起こる場合や四肢全部で起こる場合や上肢のみで起こる場合がある。血管新生が阻害され上腕骨や大腿骨の発育がとまる。知能異常はない。

現在では、この作用を利用して抗がん剤としての利用が試みられている。

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